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 Mobara Baptist Church

「人々の罪」

2007年1月21日 塩山宗満

 ローマの信徒への手紙 1章18-25節

 パウロはここから本論に入っていきます。まず人間の罪と、神の裁きに付いて語ります。福音が神様によって提示されているのに、人間は神様を認めようとしませんでした。そのことが罪だ、とパウロは言うのです。
 まずユダヤ人ではない異邦人、この場合はローマの信徒、それからギリシャの文化の中で生きていた人たちへの語りかけがされます。民族として神さまと出会い、従うことを約束し、その約束には背きながらもそのことをいつも意識の中に持っていたイスラエル民族と、そのような絶対者との対決がないまま文化を育ててきた異邦人との違いがここにあります。
 神様は一人一人神様を知って信じるようにご自分を啓示しておられるのですが、人々は神様を見ないで、あたかも神などいないかのような生活をしています。そこで神様は各自が勝手な生き方をするのにまかせられたので、人間は許されない罪を犯すようになってしまっている、とパウロは語ります。それに対してどう生きていけばよいのでしょうか。今日のところにはそのことが書かれていませんが、文脈の中から取り出してみると、神様を信じて、神様にしたがっていく生活をすれば何が正しく、何が正しくないかが神様から示され、そのように生かされていくのだ、ということではないでしょうか。神様によって自分のうちにしっかりとした判断基準を作っていただき、それにしたがって生きていくように神様に願っていきましょう。そして、「造り主こそ永遠にほめたたえられるべき方です(25節)」とあるように、神様をほめたたえてまいりましょう。


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牧師 塩山宗満