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 Mobara Baptist Church

「処女マリアより生まれ」

2008年7月27日 塩山宗満

 ガラテヤの信徒への手紙 4章1-7節

 「時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。(4節)」「時が満ちると」と言うのは、神様によって定められた時が来たという意味です。歴史の中に神様ご自身が現れてくださったという、とてつもないことが起きたのです。神の子であって人の子であるイエス様は、普通の人として、律法の下に生きていかれました。そのために、「女から」と記されているように一人の母から生まれ、私たちと同じように育てられ、また生活のために働き、苦しみを、貧しさを味わい、最後には死ぬべきものとしての人間に歩みをしていかれました。イエス様の歩みはそれでおしまいではなく、さらによみがえって、命を示され、続いて聖霊を私たちに送ってくださいました。私たちは聖霊をいただくことによって神の子となることが確認されたのです。
 神様は私たち人間にかかわりを持とうと、初めは律法をお与えになりましたが、その律法を守ることができない人間に対して御子イエスが来られ、この世で人間としての生活をされました。その御子が十字架と復活を通り過ぎられた後、天に戻られてから聖霊が与えられました。これによって、神様の救いの業が、仕組みとしては完成しました。後はそれを人間が信じて、従っていくかに掛かっているのです。使徒信条の「主は聖霊によりてやどり、処女マリアより生まれ」という言葉は、この御子イエスが人としての歩みされたのだ、ということを主張しています。イエス様が人であったからこそ、私たちの罪を贖うことがおできになったのです。


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牧師 塩山宗満