本文へスキップ

 Mobara Baptist Church

「学者たちの贈り物」

2008年12月21日 塩山宗満

 マタイによる福音書 2章1-12節

 東から来た学者たちはベツレヘムへ向かい、幼子のいる場所を見つけ、その一家に会うことができたので、「喜びにあふれた」と記されています。クリスマスはこの救い主である幼子に出会い、非常な喜びにあふれる時なのです。このとき学者たちが持ってきた贈り物については伝統的に次のように解釈されています。黄金は王様に対する献げもの、イエス様は愛によって私たちを支配する王ですが、十字架の上から愛してくださったのでした。また、乳香は祭司への贈り物です。祭司の役目は人が神のもとへ行く道を開くことです。イエス様は真の祭司として神と人間との間をつないでくださいました。没薬は死者への贈り物でした。体に塗って埋葬するためのもので、イエス様は生まれたときに、この三つの贈り物を受け取ったのです。それはすなわち、イエスさまが、キリストとして、真の王、大祭司、そして十字架の死を通して私たちの救い主になる事をあらわしています。
 クリスマスとは、人類の歴史の中に神様が介入してみ子イエスを贈って下さるという前代未聞の出来事が起きたときなのです。この最大の贈り物を戴いたことを記念するこのクリスマスのときに、今年一年私たちが神様から頂いためぐみを思い起こし、私たちもまた神様へ先ず自分自身をささげようではありませんか。どうぞお一人お一人、今年わたしたちが神様~戴いた恵みを思い起こし、新しい年に向けて今度は自分がささげることができるものが何かを考え、祈り、準備していきましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満