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 Mobara Baptist Church

「深く憐れまれる主」

2009年9月6日 塩山宗満

 マタイによる福音書 9章35-38節

 「また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。(9:37)」飼い主がいないと羊たちは猛獣に追われて、いばらや茂みの中に散り散りにされ、疲れ果てて倒れてしまう、そんな様子が目に浮かびます。そのように疲れ果てている人々を見たイエス様は深く憐れまれたのです。憐れむと言う言葉は日本語では、同情するとか、気の毒に思うという意味で、私たちはちょっとした同情ならできるかもしれません。でも、この聖書のもとの言葉は、はらわたがちぎれるように痛い、という意味を持っていました。イエス様は一人一人を見て、その様子に自分も傷つくほどの痛みを感じ取ってくださるのです。そして、その痛みを感じ取ってくださってとうとう十字架の苦しみにまで進んでいかれたのです。
 その断腸の思いで憐れんでくださったイエス様は群衆をご覧になった時に、この人たちに神の愛を伝え神の元に返ってきてもらうのは収穫だ、と思われました。そして、重大なことがここで起こります。神の業を人間に託そうとされたのです。まず弟子たちに託されたこの働きはその後教会に託されました。イエス様は働き手を送って下さるように主に願いなさい、と言っておられます。私たちがすべきことは祈ること、願うことで、そうすると神が働いて働き手を用意してくださるのです。私たち茂原バプテスト教会もますます神が用いてくださるよう祈りましょう。そして皆さんも何ができるかを考えてアイディアを出してください。


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茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満