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 Mobara Baptist Church

「愛は律法を全うする」

2010年1月10日 塩山宗満

 ローマの信徒への手紙 13章8-14節

 「互いに愛し合うことのほかは、だれに対しても借りがあってはなりません。人を愛する者は、律法を全うしているのです。(13:8)」
 借りを作ってよいものは愛だけだとパウロは言います。愛は「一人のもの」ではなく、必ず相手がいて、「おたがいのもの」で、私とあなたとの出会いや、対話や交わりの中で生まれてくるものです。愛されている私たちが愛する、ということは一種の借りを返すことになります。
 イスラエルの民は神から愛されて、その神からの愛の証しとして律法が与えられました。でも律法によって生きようとすると、人間は負いきれない罪を背負って生きていかなくてはならなくなりました。そこで、イエス・キリストが送られて、主イエスを救い主と信じるものには神の赦しが与えられ、無限の罪から開放されることが可能になりました。人はそこで、無限の愛をいただいたのです。そして、パウロは人を愛するものは律法を全うするといいます。神からいただいた愛の証しである律法を完全に守るのは、他の人を愛することによってのみ、できるのだ、といいます。
 教会の働きも、愛し合うことで、そのためにまず私たちが礼拝に集まって、神の言葉を聞いて、神に、主イエスに愛されていることを感謝し、そしてそのことを回りの人たちに伝えるつとめに励んでいきます。皆さんもどうぞこの日曜日の朝の時間を大切にして、ご一緒に聖書を読み、賛美を歌い、祈りをともにすることから一週間をはじめましょう。そして、それをきちんと行うことによって、パウロが願ったことがここでも実現していくように、祈ってまいりましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満