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 Mobara Baptist Church

「ステファノの説教」

2010年7月18日 塩山宗満

 使徒言行録 7章44-53節

 「さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。(6:8)」そのステファノが、やはりいろいろな地域からエルサレムに戻ってきたユダヤ人たちとの論争に巻き込まれます。もともとは親しかったはずの同じ地方出身の人たちからここで猛烈な反対を受けたのです。議論に負けた反対者たちは、うそ偽りのことを述べてステファノを訴え、ステファノは捕らえられ、議会と裁判所を兼ねたような最高法院へ連れて行かれます。
 そこでステファノはこの最高法院で「兄弟であり、父である皆さん」と語り始めます。この中で彼は旧約聖書が伝えようとしていることをまとめて話をしています。創世記、出エジプト記、申命記、サムエル記、列王記などの文書から、イスラエルの民がどのように神に愛され、神が歴史の中にご自分をあらわされ、ご自分の民のために尽くしていかれたか、を振り返りながら語っているのです。
 私たちはこのイスラエルの民が父なる神と出会ったさまざまな場にはいませんでした。しかし聖書を通してそのことを知らされ、そのような目でご自分のこれまで歩んできた道を振り返ってみてください。神が皆さんのこれまでの人生のいろいろな節目のいろいろなところでイエス様を通して語りかけておられたことに気がつきませんか。私にもたくさんあるし、私から見て、皆さんにも神との出会いの時がたくさんあったように見えます。その出会いの時を大切にして、主イエスを信じて歩きつづけるものとなりましょう。
 【引用聖句 ヘブライ人への手紙1:1-2a】


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牧師 塩山宗満