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 Mobara Baptist Church

「主は憐れみ深く」

2010年10月24日 塩山宗満

 詩編 103編1-22節

 「主はお前の罪をことごとく赦し、病をすべて癒し、命を墓から贖い出してくださる。(3-4節)」この詩人は重い病に罹り、命も失いそうになったようです。でもそんな時でも、彼は罪を赦して解放してくださる神がおられることをしっかり信じていました。自分の一番の問題であった罪のことを神が赦してくださったことが感謝の言葉の最初に来ているのです。病に犯され、苦しみにあったときは「これは神からの罰ではないか」と思ったこともあったでしょう。けれども、「いや、神の罰ではない、そうではなく、この病だって、神の愛を知るきっかけになったのだ」と理解して、その病も乗り越えることができ、神が私たちの人生に関わってくださると、私たちに鷲のような若さを下さる、と歌います。
 この詩は、まずこの詩の作者の個人的体験から神の恵みをたたえ、そしてそれをイスラエルの民の歴史に重ねています。そしてそのようにして知らされた神は、全世界に恵みをもたらす神であると語ります。そのことはイエス・キリストがお生まれになり、その苦難の生涯を終えられた時点で私たち、全世界の人たちに明らかにされました。そこで私たちがなすべきことはその神に従ってこの人生を生きていくことなのだ、と知らされているのです。「神様に従ってきて、よかったと思われますか」と言う問いに、皆さんはどう答えられますか。わたしは「イエス様に生涯をかけて生きてきて、本当によかった」と思わされています。
 (引用聖句 詩編102編、出エジプト34:6、ルカ15:11-24)


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牧師 塩山宗満