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 Mobara Baptist Church

「メルキゼデク」

2011年1月23日 塩山宗満

 創世記 14章17-24節

 創世記の14章の始めの部分にはパレスチナ地方のかなり広い地域の北のほうの王たちが同盟を結んで南のヨルダン川流域の王たちと戦ったと言う記事が記されています。南の王たちは戦っては見たものの、北の大軍にあっけなく敗れてしまい財産は分捕られ、人は捕虜になって連れて行かれてしまいました。
 その争いに甥のロトが巻き込まれてしまったことを知らされたアブラハムは自衛団みたいなものを組織してヨルダンの低地へ向かいました。急ごしらえの318人の自衛団が、少なくとも数千人はいる大連合の軍隊に対して戦いを挑み、連戦連勝し、ついに捕虜になっていたソドムやゴモラの町の人達や財産を取り返してきて、甥のロトとその家族、また財産も取り戻すことができました。
 アブラハムがその戦いから帰ってきた時に、サレムの王メルキゼデクがアブラハムを出迎えました。この王はまた、祭司でもありました。メルキゼデクは、いと高き神が天地を造られたこと、その神がこの戦いを導いて勝利を得させてくださったのだ、とパンとぶどう酒をもってアブラハムを祝福します。
 このことがヘブライ人への手紙に引用されています。イエス・キリストとはどんなお方か、この創世記の記事と、ヘブライ人への手紙が語るところをまとめると、「罪ある人間のために大祭司として、犠牲の供え物としてご自身をささげてくださり、私たち人間の弱さを知って、無知な人や弱い人を思いやることができ、人々のために永遠にとりなしをしてくださり、神に近づく人たちを完全に救うことがおできになる方」と言うことができます。このイエス様に私たちの生涯を委ねて、ご一緒に従っていきましょう。信頼して歩んでいきましょう。


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牧師 塩山宗満