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 Mobara Baptist Church

「主を信じた」

2011年1月30日 塩山宗満

 創世記 15章1-21節

 「あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」と言われたアブラハムは、これまでは黙って従っていたのですが、ここで主なる神に敢え「大いなる国民にする、といわれたのにそれから数年、未だに後継ぎがいません。なぜですか」と問いただしたのです。私たちは神が何かを示されたと感じたときに、それを黙って受け止めることしかできないのではありません。疑問があれば問いただし、尋ね、時には神に不平、不満をぶつけることだって許されているのです。創世記のはじめから神は人間をただロボットのように、命令されたことを聞くだけの存在としてお創りになったのではないことが記されています。
 神はそこでアブラハムに夜空に輝く星を見せて、あなたの子孫はこの様になると言われました。アブラハムは、この降るような星を見たときにどのように感じたのでしょうか。それは良くはわかりません。ただ、この星を目の前にして、「アブラハムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた(15:6)」と書かれています。神を信じるしかない、信じてしまったのです。ここにはそれまでのアブラハムの態度とは大いに違う、飛躍があります。
 この6節の言葉を、パウロは新約聖書の手紙の中で繰り返し引用しています。そしてこの言葉は、「アブラハムのためだけに記されているのでなく、わたしたちのためにも記されているのです。わたしたちの主イエスを死者の中から復活させた方を信じれば、わたしたちも義と認められます。(ローマ4:23-24)」これが神が私たちに求めておられることなのです。主イエスを信じ、神を信じてこの人生を歩むことを決断しましょう。


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牧師 塩山宗満