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 Mobara Baptist Church

「イサクが生まれる?」

2011年2月20日 塩山宗満

 創世記 18章1-15節、21章1-8節

 旅人の一人が、「わたしは来年の今ごろ、必ずここにまた来ますが、そのころには、あなたの妻のサラに男の子が生まれているでしょう。(18:10)」と言います。主なる神がこれまでに何度も約束されたことがいよいよ実現しようとしていて、日時まで決めてそのことが起きると言われたのです。その言葉を物陰で聞いていたサラはひそかに笑ってしまいました。サラは90歳、更年期もとっくにすぎていて、そんな私たちに子供が生まれるなどと言うことはあり得ない、と思ったのです。
 21章では、まず淡々と主が約束されたとおりにイサクが誕生したことが記されています。この誕生は人間が持っている理性、常識などの、考えられることすべてを超えたところに起きた出来事なのです。
 神の約束にはイサクの誕生だけでなく、その子孫を永遠に守り、カナンの土地を永久の所有として与えると言うことも含まれていました。けれども、アブラハムの子孫は神をないがしろにし、契約を一方的に破ってしまいましたから、神はそれに対する裁きを行わざるを得ませんでした。その後預言者たちが神の約束として語ったことは、あなた方には救い主が神から送られてくるのだ、と言うことでした。ユダヤ人たちはそれを期待して待っていましたが、実現するまでには5-600年が待たなければなりませんでした。しかもユダヤ人はそのことに気がつかず、神の御子であるイエス様を十字架にかけて殺してしまったのです。けれども神はそのことによって約束を放棄するようなことはされませんでした。私たちはイエス様を救い主と信じることにより、このアブラハムと神の約束を受け継ぐものとなることができるのです。


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牧師 塩山宗満