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 Mobara Baptist Church

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「窓から落ちた青年」

2012年7月22日 塩山宗満

 使徒言行録 20章1-12節  (新約 253ページ)

 トロアスの町で、夜中にパウロの長い説教を聞いていたエウティコが眠り込んで、窓から落ちて死んでしまう、という事故が起こりました。パウロを囲んで楽しい集会を持っていた一同はとんでもないことが起きた、と驚きます。そこへパウロが3階から降りてきてエウティコを抱きかかえ、皆に「騒ぐな、まだ生きている」といって助け上げ、また上の階に行って礼拝と主の晩餐式を続け、夜明けまで話し続けました。深刻になるはずの事故がちょっとユーモアさえ持った形で書かれています。語り終わったパウロはこのトロアスの町からミレトスという港に向かいました。この町のキリスト者たちはパウロが語ってくれたことをかみしめながら、またエウティコが元気になったのをみて、喜びにあふれました。
 わたしたちも生きていく中で時々、とんでもない出来事に遭うことがあります。主よ、なぜですか、と問いかけてもなかなかその意味が分かりません。エウティコのように、もう死んでしまったように見るときすらあります。けれども、パウロが神を信頼してこの若者を抱き起こして、「まだ生きている」と言ったように、わたしたちもいろいろな場面で主に生かされていることを感じます。わたしたちの群れでも、お一人お一人に神が働いてくださっているのを目の当たりにすることができると、とても嬉しくなり、大きな慰めになります。復活の主イエスを仰ぎながら、わたしたちも様々な問題に立ち向かっていきましょう。大丈夫です。神がまもってくださるのですから。

日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満