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 Mobara Baptist Church

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「慣習を守ること」

2012年8月19日 塩山宗満

 使徒言行録 21章17-26節  (新約 256ページ)

 パウロは律法が生活習慣として身に付いているユダヤ人が律法に従って割礼を受けたり、その他の規定を守ったりすることをするのを「無意味だからやめろ」と言ったことはありません。ただし、その習慣がない異邦人についてはそのことをさせる必要はない、とはっきり言っています。主イエスの十字架上の死が律法を守ることから自由にして下さっているので、もうそれにとらわれる必要はないのです。
 日本にキリスト教が入ってきた時点で、すぐに問題になったのはキリスト教の礼拝や信仰生活を送っていく上でこれまで日本で行われていた宗教的な行事や慣習にキリスト者はどう対応していったらよいか、と言うことでした。でも、原則ははっきりしています。それは、自分にとって変わることのない絶対者は誰か、ということをしっかり確認しておけば、その他のことは乗り越えていける、と言うことです。その慣習が歴史や、文化の中から生まれてきた宗教的な表し方であったとしても、真の神を穢すのでなければそれはどちらでも良いことなのです。日本の伝統の中で暮らしていて出会う、いろいろなことをただその通りにやるのではなく、一応このことは神の前に行って良いかどうか吟味してみましょう。たいていのことは原則がしっかりしていれば行っても大丈夫でしょう。
 同時に、キリスト者となったら新しい慣習が生まれます。それは第一に主の日の礼拝を共に守る、ということです。日々、聖書に親しみ、神に感謝し、周りのいろいろなことについて祈る、そのことも私たちに求められています。この新しい慣習をしっかり守りましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満