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 Mobara Baptist Church

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「インマヌエル」

2012年12月16日 塩山宗満

 マタイによる福音書 1章18-24節  (新約 1ページ)

 ヨセフに「マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい」と言った天使は、「その名はインマヌエルと呼ばれる」とも言っています。インマヌエルとは、「神は我々と共におられる」と言う意味です。人となられたインマヌエルの神は愛を説き、その愛によって人々の罪のために十字架に掛かり、死んで、さらに復活をされ、天に昇って行かれました。そして、聖霊を送ってわたしたちに語りかけ、わたしたちを励まし慰めてくださるのです。マタイによる福音書は系図とイエス様の誕生の記事で始まりましたが、その最後は、よみがえって弟子たちに会われたイエス様の言葉「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。(28:20)」という約束の言葉で締めくくられています。
 クリスマスはこの約束を思い起こすときでもあります。今喜んでいる人とも、悲しんでいる人とも、苦しんでいる人とも、この、神がいつも一緒にいてくださるというみ言葉を覚えながら、共に時を過ごすことができるよう願っていきましょう。「なぜわたしは今こんなに苦しいのか」と叫んでいる人たちにわたしたちができることはただ、共にいて、共に祈ることでしょう。クリスマスは、「イエス様がこの世に来られた」ということ、神が人間の歴史へ入ってきてくださったこと、あるはずのないことが起きたその時なのです。イエス様がきてくださったことの喜びをかみしめながら、共にいてくださる神、インマヌエルの神を感謝しながら、わたしたちもまた誰かと共にいることができるものとなることができるように願ってまいりましょう。


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牧師 塩山宗満