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 Mobara Baptist Church

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「ヨセフと兄弟たち」

2013年2月10日 塩山宗満

 創世記 45章1-15節  (旧約 81ページ)

 ユダが切々と訴える言葉の中で、年老いて弱っている上に、ベニヤミンまで取り上げられてやつれ果てている父ヤコブの姿にヨセフは心を揺さぶられます。兄たちは昔の自分勝手な人たちではなく、父やベニヤミンのことを心から思っていることに気がついたのです。とうとう我慢の限界に来たヨセフは自分に仕えているエジプト人たちを外に出して、兄弟たちだけになったときに、自分のことを明かします。「わたしはあなたたちがエジプトへ売った弟のヨセフです。しかし、今は、わたしをここへ売ったことを悔やんだり、責め合ったりする必要はありません。命を救うために、神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのです。(45:4-5)」。ヨセフがエジプトへ売り飛ばされてからも、色々なドラマがありましたが、それは人と人のドラマでした。でも、ここでヨセフは神の遠大なご計画に気がついたのです。個人的な恨み辛みを乗り越えて、このことは神がなさったことなのだヨセフははっきりと知って、それを告げます。
 わたしたちの人生には様々な出来事が起きてきます。うれしいことも悲しいことも、苦しいことも、なぜこんなことがわたしのところで起きるのか、分からないことがたくさんあります。でも、その中に神が何かをしようとしておられることが隠されているのではないでしょうか。わたしたちにはそのことがなかなか分かりません。わたしたちは必死になって、神が何をしようとしておられるのかを祈り、求め続けることが必要なのです。そうすれば神がご計画を示して下さるでしょう。求め、祈り続けましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満