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 Mobara Baptist Church

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「民にも異邦人にも光を」

2013年8月4日 塩山宗満

 使徒言行録 26章12-23節  (新約 266ページ)

 ユダヤ人であるアグリッパ王は「短い時間でわたしを説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか。」とつぶやきました。それに対して、パウロは「短い時間であろうと長い時間であろうと、王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります。(26:29)」と答えました。パウロは自分の演説で人々をキリスト者にするといった思い上がりは持っていませんでした。できることは、信じていることを述べて、話を聞く人のために「執り成しの祈り」をすることだけなのです。フェストウスもアグリッパもパウロが死刑になる理由を見いだすことはできませんでしたが、この「皇帝に上訴する」ということが、パウロが望んでいた「ローマを訪問する」という願いに繋がっていくのです。
 今日のパウロの弁明を通して、私たちが学び取ることは『メシア、すなわちイエス・キリストが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになる(26:23)』という言葉に言い尽くされています。
 キリストに従う決心が与えられるのは、福音を長い時間聞いた人からでも、短い時間しか聞いていないからでもなく、神がそのように導いてくださるのです。わたしたちの教会に神が不思議に、まだ教会に行ったことがない人という人たちを招いてくださいます。教会は今ここで一緒に礼拝している人たちのためだけにあるのではなく、まったく主イエスの福音を知らない人たちのためにもあるのです。これからもこの教会は皆さんと一緒にこの福音を語り続け、人々を招き続けるのです。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満