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 Mobara Baptist Church

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「過ぎ越しの時」

2014年3月9日 塩山宗満

 出エジプト記 12章1-13節  (旧約 111ページ)

 初子を撃つ、それもイスラエルの民の初子は生き延びて、エジプト人の初子は家畜に至るまで撃たれ、死んでいった、と記されているところを読むと、私たちは少々混乱してしまいます。一方、主は「すべての初子を聖別してわたしにささげよ。イスラエルの人々の間で初めに胎を開くものはすべて、人であれ家畜であれ、わたしのものである。(13:2)」とモーセに言っておられます。神は最初に生まれた子供は自分に献げられるべきものなのだ、と言われます。エジプト人の初子が撃たれたことによって、イスラエルの民は活かされていったのですが、このできごとがないと、イスラエルの民はエジプトを出ることができませんでした。
 この出エジプトのことが起きてから1000年以上経って、神はご自分のひとり子であるイエス様をこの世に送ってこられました。ところが、この世は神の子であるイエス様のことを理解することができませんでした。そこで、神はこの初子であるイエス・キリストを十字架に付けて殺してしまわれたのです。イスラエルの民は小羊の血を家の柱と鴨居に塗ることによって自分たちが生き延びることができ、またその後も自分たちの罪を贖うために小羊を捧げ続けました。
 今、私たちは、主イエスがご自分の命を贖いの献げ物とされたので、もう動物の献げ物をする必要がなくなりました。私たちがすべきことは、このイエス様を救い主と信じ、従うことを神と人の前で明らかにし、バプテスマを受けること、それだけなのです。ご一緒にイエス様の歩みを振り返りながら、この四旬節の時を過ごしていきたいと願います。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満