本文へスキップ

 Mobara Baptist Church

                     前週                                               次週

「主に愛された弟子」

2014年6月22日 塩山宗満

 ヨハネによる福音書 13章21-30節  (新約 195ページ)

 23節にイエスの愛しておられた弟子という人が登場してきます。この弟子はヨハネ福音書だけに出てくる人で、それも名前が記されていません。この弟子は、大祭司の知り合いだったので、大祭司邸に入ることができ、ペトロも中に入れてやりました。イエス様が十字架にかかり息絶えようとしているときに弟子たちは皆逃げていき、婦人たちのほか誰一人そのそばにはいなかったようなのですが、この「愛されている弟子」だけが十字架のもとにいたのです。そして、主イエスは十字架上で母マリアのことをこの弟子に託し、この弟子はイエス様の母、マリアを自分の家に引き取ったという記事が19章の終わりに記されています。イエス様が墓に葬られた後も、空の墓に真っ先に駆けつけているのも、そしてその空の墓を見ただけで、よみがえりの主に出会う前に主イエスの復活を信じたのも、この弟子なのです。このことにより、イエス様が大切にされるのはイエス様を愛し、イエス様との関係をしっかり持ってつながっているこのような人なのだ、と語っているのです。
 この福音書は、「真の主イエスの弟子は、この愛された弟子のように、ひたすら主イエスを愛し、逃げないで従っていく人のことなのだ」と語っています。それが、今の私たちにも求められていることなのです。教会の運営にはいろいろな役割が求められます。でも、イエス様はまず、イエス様を愛しひたすらイエス様に従っていく人を求めておられるのです。さあ、わたしたちもイエス様が願われたような弟子になって、主が求められるように主を愛して、従っていこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満