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 Mobara Baptist Church

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「世はあなたがたを憎む」

2014年8月3日 塩山宗満

 ヨハネによる福音書 15章18-27節  (新約 199ページ)

 弟子たちの時代には様々な迫害を受ける原因がありましたが、今の私たちにはそのようなことはないのでしょうか。第二次世界大戦前の日本ではキリスト者はいろいろな形で迫害を受けていました。そのためキリスト者も戦争に協力する形を取って、この世からの憎しみを避けようとしました。そして、そうすることによって、神とのつながりは切れてしまったのです。
 戦争が終わってすぐ、新しく制定された憲法で戦争の放棄と、信教の自由が保障され、キリスト教会はどこも一時花が咲いたようににぎわっていたそうです。でもその熱狂は一時的なもので、世の中が落ち着いてくる中で教会は成長にブレーキがかかってきました。しかしそれからも、教会はこの世に対して福音を語り続け、社会に問題があればそれを指摘し続けました。日本キリスト教団やバプテスト連盟などは、戦前の自分たちの教会の歩みが聖書に基づいていなかった、という戦争責任を告白しました。
 この世に語っていくために、私たちバプテスト連盟はいくつかの特別委員会をもち、発言を続けています。そのように、世の中にいろいろ語り続けていくとそれに対する反発も出てきます。けれども、バプテストという群れは生まれたときから聖書と信仰に基づいて社会に発言をし続けていました。信教の自由とか良心の自由というのは17世紀のバプテストの主張の中から生まれてきた概念なのです。夏は平和を考える時です。平和憲法を持っていた日本は、戦争で血を流す人が69年間出ませんでした。この平和が続くよう、主に願って声を上げていきましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満