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 Mobara Baptist Church

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「自分の罪を公に言い表すなら」

2015年5月17日 塩山宗満

 ヨハネの手紙一 1章5-10節  (新約 441ページ)

 ヨハネがこの手紙の読者、即ちヨハネが属していた教会の人たちに伝えようとしているのは、神との交わりのことです。神と交わりを持つためには何が必要なのか、それから神との交わりを妨げようとする力はどのように働くのか、それをここで語っています。ヨハネがいた教会にギリシアの思想と教会の教えとを混ぜ合わせたような、グノーシスと呼ばれる異端の教えが入り込んできました。この手紙はそのグノーシスの思想に教会の人たちが陥らないように説いています。
 「自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。(1:9)」神は真実で、正しい方であり続けられます。一方私たちは迷い、間違いをし、罪を犯してしまいます。このような私たちは、神の前に出ることができるのでしょうか。私たちが自分の罪に気がつき、それを告白し、主イエスを救い主と信じる告白をしたならば、神が私たちの罪を赦し、あらゆる不義から私たちを清めてくださるのです。でも、わたしたちは罪に気づくことが遅いのですが、福音の光に照らされると自らの罪が見えてきます。
 自分の罪に気がついた人は、もちろん神の前に立つことが許されます。たとえ神のことに何の関心もなく生きてきた人であっても、自分に与えられた賜物に気がつき、それを感謝し、そして与えられた賜物を活用しようと願う人たちについても、神はやはりその人に目をとめて、罪を赦してくださるのです。この真実な神を信じて、生涯をイエス様とともに歩んでいこうではありませんか。


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牧師 塩山宗満