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 Mobara Baptist Church

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「新しい契約」

2015年11月15日 塩山宗満

 エレミヤ書 31章27-34節  (旧約 1236ページ)

 「しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。(31:33)」出エジプトの時の主との契約は石の板に書かれましたが、この新しい契約は同じ律法ではあるけれども、人々の胸の中に授け、心に記す、と言われています。イスラエルの民はこの言葉を胸に抱いて、苦しみを乗り越えていくことができました。
 この「新しい契約」は新約聖書にも大事な言葉として用いられています。主イエスは福音を人々に語って行かれました。そして、十字架にかかり死んで、葬られて、甦られました。そのことを共にいて経験した弟子たちはイエス様の生涯が、このエレミヤ書に書かれている「新しい契約」のことだと理解しました。そして「新しい契約」という言葉を主の晩餐式に用いたし、イエス様の行いと言葉、それにイエス様のことを証ししている手紙などを本にまとめ、「新しい契約の書」、新約聖書とができあがりました。
 エレミヤが預言した新しい契約は、イエス様を迎えることによってわたしたちの中にはっきりと示されました。神の言葉はわたしたちの胸の中に、聖霊を通して送られてくるのです。そしてそのことを主の晩餐式で思い起こしながら、主イエスの体と血とを戴いています。この新しい契約が一人でも多くの人たちに伝わるようわたしたちは願って、祈りながらこうして礼拝に集まっています。主がわたしたちの神となってくださいますから、わたしたちも主の民として、生きていきましょう。


日本バプテスト連盟
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牧師 塩山宗満