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 Mobara Baptist Church

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「東から来た学者たち」

2019年12月22日 塩山宗満

 マタイによる福音書 2章1-12節 (新約 2ページ)

 東から来た学者たちはベツレヘムへ向かい、幼子のいる場所が分かり、その一家に会うことができたので、「喜びにあふれた」と記されています。クリスマスはこの救い主である幼子に出会い、喜びにあふれる時なのです。学者たちは幼子とその家族に会い、ひれ伏して拝み、贈り物をささげたと記されています。この言葉は礼拝するという意味のギリシア語で、マタイは特に「イエス様に真の礼拝をささげる」という重要な言葉として使っています。イエス様は生まれたときから全世界の人たちから礼拝をされる方だと言うことを象徴的に表しています。
 このとき学者たちが持ってきた贈り物については伝統的に次のように解釈されていました。黄金は王に対する献げもの、乳香は祭司への贈り物、そして没薬は埋葬の時に体に塗るためのものです。イエス様が、真の王、大祭司、そして十字架の死を通して私たちの救い主になる事をあらわしています。
 東方の学者たちが主イエスの誕生を祝って贈り物をしてから2000年が経ち、ここ茂原の地でもイエス様の誕生をこの教会で祝っています。今年は神からどんなプレゼントを戴いたでしょう。クリスマスとは、人類の歴史の中に神が入ってこられ、主イエスを贈って下さるという前代未聞の出来事が起きたときなのです。このクリスマスのときは、今年一年私たちが神から頂いためぐみを思い起こす時、同時にわたしたちが自らを省みるときでもあります。わたしたちが神から戴いた恵みを思い起こし、今度は自分がささげることができるものが何かを考え、祈りつつ、新しい年に向かって行きたいと願います。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満