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 Mobara Baptist Church

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「神の国のこと」

2021年5月16日 塩山宗満

 ルカによる福音書 17章20-37節 (新約 143ページ)

 「神の国は、見える形では来ない。『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。(17:20b-21)」ファリサイ派の人たちは「栄光に輝く神の恵みの日がいつ来るのか」とその日が何時かを、聖書の言葉から計算して待って時を過ごしていました。でも、いつ、と言うことは神がお決めになることで人間が知ることはできないと、イエス様は言われます。
 イエス様はご自分の弟子たちが同じように、メシアの到来を期待しているのをごらんになっていて、「神の国がいつ来るのか、また神の審判がいつ下されるのかは誰も知ることができない。偽りの預言者などが出てきて、いろいろ言う者が出てくるだろうが、それに惑わされてはいけない。神の言葉を聞いて、それに従って、毎日の生活や仕事をしっかりと生きていきなさい。」と、述べておられます。
 更に、神の国は主イエスがこの世にこられたときにすでに来ているのだ、といわれます。ただ、それは部分的に来ているのにすぎないのでしょう。だから私たちのうちには、苦しみも悲しみもたくさんあるのです。けれども、しっかり目を開いていれば、神の御心が実現していることを知ることができるのだ、とイエス様は言われるのです。
 イエス様がもう一度この世に来られる時、裁きがなされ、神の国が完全に実現する、そのことを素直に信じ、終わりの日に備える歩みをしたいと思います。私たちにはその前に、自分の人生の終わり・死が訪れるでしょう。私たちは聖書のみ言葉を思いめぐらし、聖書が語っている死を超える希望に生きていこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満