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 Mobara Baptist Church

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「信仰の人生を走り抜く」

2023年3月26日 三羽善次

 ヘブライ人への手紙 12章1-13節 

 わたしたちの人生はしばしば長距離レースにたとえられて語られます。わたしたちは様々な人生の遠い道を歩いて行くかのようです。ヘブライ書も自分の定められている競走を忍耐強く走り抜いていこうではありませんか(1節)と言っています。険しい人生のレースですが、忍耐を持って走り抜くことが人生を生きると言うことです。
 じんせいのレースを途中で投げ出すことは自分で自分の人生に終止符を打つことです。つまり、自殺です。自殺は周りの人々、特に家族に大きな悲しみを与えます。子どもの自殺は最大の親不孝です。親の自殺は子どもに大きな傷を遺します。聖書はモーセの十戒で「殺すな」と命じていますが、これは殺人だけでなく、自らを殺すことも神の戒めとして禁じているのです。
 「自分に定められた競走を走り抜こうではありませんか」という聖書の言葉は、自殺は人間の自由だという考え方とはまったく反対のことを言っているのです。信仰の人生を走り抜くのは障害物レースのようなものですが、ただ一人で苦しい走りをするのではありません。信仰の創始者であり、また完成者である主イエスをめざし、また主イエスがわたしたちのそばに伴走者として走っていてくださいます。なにより重荷や罪をかなぐり捨てて主に委ねて走るのです。そういう身軽に走るのが信仰者の人生レースです。
 詩編55:23「あなたの重荷を主に委ねよ」と言われています。これは主に委ねることのできる信仰者に与えられる恵みです。この信仰の道を走り抜き、共に信仰を全うしていきたいと思います。


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牧師 塩山宗満