2007年1月14日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 1章8-17節
良い面だけがあるわけではなく、腐敗や問題も流れ込んで膨張をしつづけるローマの町に、信仰の旗を揚げて戦っている小さな群、そのローマの信徒にパウロは会いたいと熱望していることを示します。そして、この手紙の中心のテーマを述べていきます。
17節に「啓示」と言う言葉が出てきます。「啓示」とは神様がご自身を人間に表されることを言います。私たち人間は罪のために神様から離れてしまっていて、自分からは神様を見ることも知ることもできないのです。でも、愛をもって人間を見ておられる神様は、ご自分を私たちに示してくださるのです。そして、誰の目にもはっきり見えるようになったのが、イエス・キリストなのです。聖書を通してイエス様がされたことを知ると、イエス様が語られたことを聞くと、私たちは神様に出会うことができるのです。
パウロはローマの教会の信徒に「正しい者は信仰によって生きる」ことを語りかけました。パウロがなぜ強くローマ教会に行きたいと願ったのか、それはこの福音の力を分かちあいたかったからなのです。私たちも神様からの福音の一方的な語りかけを、信じることによって受け止めて、そしてパウロやローマの教会と同じように宣教の業に加わっていきましょう。
先週の執事会では今年度の私たちの教会の歩みを振り返ってみて、その上で来年度の重点事項を考えてみました。まとめのメモを教会員の方にはお配りしていますので、ぜひごらんいただき、28日午後の集まりでご意見を聞かせてください。また、来年度、どのようなことを私たちが考え、行っていけばよいのかをご一緒に考えてください。そしてみ言葉のために働く教会をご一緒に作り上げていこうではありませんか。