2007年3月4日 塩山宗満
マルコによる福音書 14章18-26節
私たちは今、四旬節、レントに入っていて、イエス様がその生涯の最後の時を歩んでいかれるところを聖書から読んでいます。今日の聖書の箇所はその中でも、主の晩餐式のもとになった過越しの食事のことが記されています。
イエス様が弟子たちと共にされた記念の食事は、イエス様の十字架と復活のあと生まれてきたキリスト教会の、大事な礼典の一つになりました。そして、2000年の間、教会はこの主の晩餐式を守り続けてきました。バプテスマがクリスチャンとしての最初のしるしであるように、主の晩餐式はそれを引き続き確かめるための目に見えるしるしなのです。
わたしたちはこの主の晩餐式において、神様が私たちに約束してくださった「罪の赦し」と「永遠のいのち」を戴く事をしっかりと確かめる事ができます。自分の罪に苦しんでいる人は、この主の晩餐にあずかることによって赦された喜びを感じることができるでしょう。この晩餐を受ける人が、苦しみの中にあったら、苦しみにあわれたイエス様を身近に感じ、イエス様がともに苦しみを担ってくださることを受け止めることができるでしょう。
どうか皆さんも、毎月の主の晩餐式を大事にして、味わってください。また毎週の礼拝も十分味わって、主イエスを思い起こしてください。そしてそれを周りの人たちと分かち合い、とりなしの祈りをしてください。神様は不思議なことをされます。わたしたちが思いもよらないことをされますので、大いなる期待を持って、毎日を祈りのうちに送っていきましょう。