2007年4月22日 塩山宗満
ルカによる福音書 2章39-52節
ユダヤの人たちは、過ぎ越しの祭りにエルサレムの神殿に集まります。12歳になった少年イエスもみんなと一緒に初めてエルサレムへ向かいました。お祭りが終わってマリアとヨセフはナザレへ向かって帰り始めるのですが、少年イエスはエルサレムに残って学者たちの神学的な議論に加わっていました。両親は一日たって息子がいないのに気がつき、探しながら引き返してエルサレムまで戻ってきました。そして、少年イエスが学者たちの中に混じって話を聞いたり質問をしたりしているのを見ました。
ともあれ、見つけてほっとしたマリアは、少年イエスを叱ります。少年イエスは一緒に帰って、両親に仕えてお暮らしになった、と書いてあります。このように少年イエスの様子を見ていくと、この茂原教会の若い人たちに思いが行きます。イエス様に、ナザレの家族があったように私たちにも家族があり、イエス様に父なる神様とのつながりがあり、神殿とシナゴグに行かれたように、私たちにもこの茂原バプテスト教会があります。
「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」と、書かれていますが、私たちの群の若い人たちが神様のみ心に従って育っていくように、祈り願っていきましょう。中高生の皆さんは、受験や、次のステップをどこへ踏み出せばよいか祈り求めるときでしょう。小学生の皆さんや幼稚科のこどもたちが元気に育つよう祈りましょう。そして、もっともっと子供連れの新しい家族が私たちの交わりに加わってこられるよう祈りましょう。