2007年6月10日 田名網宏次
使徒言行録 1章8節
1996年12月1日、茂原伝道所の礼拝開始から早いもので10年以上の時が経ちました。12名の子供から老人までのメンバーでこの茂原の地で礼拝を始めたのです。私は、あの時なんとも言えない緊張感と喜びを忘れることはできません。使徒言行録1章8節に『あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また地の果てに至るまで、私の証人となる。』とあります。
ここ茂原は、九十九里浜に近くまさに東の果てです。新小岩教会からこの茂原の地にキリストの証人として派遣されて来たのです。教会の土地も礼拝する教会堂も何もありませんでした。初めは、倉庫を借りて椅子を並べ礼拝を始めました。そして、そんな12名の小さな群れでしたが「教会の使命を 1.礼拝すること。 2.伝道すること。 3.牧会すること。 4.奉仕すること。」と決めました。250人の会員の東京の大きな教会から、田んぼだらけの何もないこの地に派遣された時は、無人島にでも来たような心境でした。
しかし、今日この礼拝にお集まりの皆様の中でこのことを知らない方が多くいるとすれば、それはまさに神様の賜物だと思うのです。それは、お一人お一人の上に聖霊が降り、力を受けて、キリストの証人とされて遣わされているのだと思います。ハレルヤ、感謝します。