2007年6月24日 塩山宗満
サムエル記上 1章12-28節
エルカナの一家は毎年、シロという町の神殿に、献げ物をし礼拝するためにやってきていました。ある年、妻ハンナは食事も出来ないで、苦しみのあまり神殿の柱の横で泣いていました。そして主に激しく「子供をお与え下さい」と祈ったのです。主なる神はハンナの祈りを聞いてくださったので、ハンナにしばらくして男の子が生まれました。サムエル(「その名は神」の意)と名づけられたその子はは成長して祭司となり、神様に特に愛されて用いられ、サウル王、ダビデ王に油を注いだことが記されています。
私たちも多くの人が結婚して家庭を作り、子供が与えられ、「私たちは家庭の祈りにつとめ、こどもたちをキリストに導きます」という信仰告白をしてきました。クリスチャンの家庭とはきちんと整えられていて、争いもない、静かな、平安な家庭でしょうか。いえいえ、現代の社会が持っているいろいろな問題を私たちの家庭も持っています。では、クリスチャン同士が作る家庭はどこが一般の家庭と違うのでしょうか。それは、自分が罪人であることを知っていますから、家庭でも率直に自分の足りないところを認めそこに神様の力が及んで助けてくださるように祈って、問題に立ち向かっていくという希望と祈りを持つことが出来る事ではないでしょうか。
私たちの家庭に、主のために一致が与えられ、平安が与えられるよう祈りつづけましょう。家族のメンバー一人一人がイエス・キリストを信じるものとなるように、希望を持って祈りつづけましょう。「私たちは家庭の祈りにつとめ、こどもたちをキリストに導きます」という信仰告白を大切に持ち続けましょう。