2007年10月7日 塩山宗満
詩編 41編1-14節
「いかに幸いなことでしょう 弱いものに思いやりのある人は。災いのふりかかるとき 主はその人を逃れさせてくださいます。」
弱いものに思いやりのある人、とは何か高尚な、立派な人のイメージが浮かびますが、この詩を読んでいくと、どうも違うようです。この詩の作者は重い病に冒されたことがありました。その病の中から、親しかった友人には裏切られながらも神様に出会い、罪を告白し、感謝の祈りをささげることができるようになりました。
私たちには病だけではなく、どうしてこんなことが、と思うたくさんのつらいことがあります。でも、そのようなことを通してでも、神様は私たちが神様に気が付き、神様のところに帰って、神様に従ってこの人生を歩んでいくように聖霊を送って下さいます。その神様からの聖霊を受け止めて、たとえ病はつらくても、荷は重くても、痛みが続いていても、この神様に従って生きていくことに気が付けば、私たちは弱いものに思いやりのある人となり、神様からの祝福を受けることができるようになるのです。
そして、そのような人こそ、他の人の痛みも理解できるので、幸いであるとこの詩篇の作者は歌っています。それは他でもない、ここにおられる皆さんお一人お一人のことなのです。そのような祝福を私たちもいただきながら、神様に与えられた道を歩んでいきましょう。