2007年11月4日 塩山宗満
ルカによる福音書 24章25-35節
私たちの教会の初代牧師は渡辺邦博先生です。先生は大学生のときにクリスチャンになって、教会に通っているうちに献身の思いが与えられ、青山学院を中退して、福岡の西南学院大学神学部へ進まれました。卒業後、四国の高松教会を皮切りに藤沢での開拓伝道、仙川教会で宣教に従事されたあと、オリベットバプテスト教会日本語部牧師としてハワイへ行かれ、そこで、24年お働きになりました。そして、不思議な神様の導きによって、2000年12月に茂原教会へ赴任してこられました。
茂原教会では12ヶ月、駆け抜けるようにみ言葉の種をまいていかれました。2002年の最後に入院・手術をされ、そして、2002年7月に天に召されていかれました。先生は教会のこと、教会の皆さんたちのことを最後まで覚えて、祈っておられ、「主よ、バンザイ! 茂原教会の全ての人に祝福あれ、バンザイ!」と強く語って主の御許に召されていったと、ご子息の渡辺牧人先生が語っておられます。
私たちもいつか、主の御許に行きます。「み国」とはどんなところなのでしょうか。今日の聖書にもあるように、神様、イエス様が一緒にいてくださるところ、そしてそこへは、イエス様を信じて従った人は誰でも招いてくださる、と記されています。私たちは川口正雄先生や渡辺邦博先生が語りつづけられた信仰を受け継いで、神様を信じて、み国に行く、という希望を持って、与えられている時を神様のために用いて、ご一緒にあゆんでまいりましょう。