2007年12月2日
ルカによる福音書 3章1-6節
今日から待降節、アドベントに入りました。アドベントとは、救い主のご降誕を待ち望み、悔い改めて、救い主を迎え入れる準備をする、そのようなときなのです。
私たち一人一人が神様の導きの下に毎日生きていく中で、喜びもたくさんあります。が、さまざまな問題にもぶつかります。イエス様に出会って、信仰を与えられてすべて順調に進むはずなのに、問題がいっぱい出てきて、神様何とかしてくださいと叫びたくなることがあります。ここで、私たちは「神様、きてください!」と祈らざるを得なくなります。待ち望むのです。でも、その前に私たちはヨハネが語ったような神様に従う姿勢を持っているかどうか問われています。私たちもクリスチャンだからといって何をしても良いと言うのではありません。一度神様の愛を知ってしまった私たちはその愛に導かれて、神様を仰ぎ見て生きていくよう薦められています。6節のイザヤの言葉、「人は皆、神の救いを仰ぎ見る」と示されている通りです。
その様に生きていくうちに私たちには大きな喜びが与えられ、主イエスのご誕生を祝うことができるのです。そして、主イエスのご誕生という歴史的な出来事を懐かしむだけではなく、主イエスがもう一度この世に来られる、それを待ちなさい、と勧められていて、主の祈りで祈っている事柄がこの地上で起きるのを待つのです。「み国を来たらせたまえ、み心の天になるごとく地にもなさせ給え!」その様に祈りながらこの待降節をすごしていきましょう。