2007年12月9日 塩山宗満
ルカによる福音書 3章7-18節
クリスマスを待つのは、楽しくてわくわくしてきます。でも、待つことはそんな楽しいことだけではありません。つらい中で、希望も何もない中で待たざるを得ない人もいます。病気になって回復を待っている人はどうでしょう。年を重ねて望みがなくなっている人がいるかもしれません。そのような中でも、どうすれば希望を持って毎日を生きていくことができるでしょうか。
メシアを待ち望み、救い主が来られるのを待つ人々に、ヨハネは悔い改めを迫ります。その悔い改めとは自分中心の生活から神様の方へ方向転換をした生活をすること。ヨハネが説いている悔い改めをした後の生き方は、誰でも知っている単純なことなのに、誰もが目をつぶって見ないふりをして避けていることでした。神様が私たち一人一人に期待されるのは決まりきった形に従うのではありません。置かれている立場や、職業に応じてさまざまな神様へ仕えるスタイルがあり、人は神様が示されたところに応えて、示された道を誠実に歩んでいけばよいとヨハネは語ります。皆さんお一人お一人にふさわしい生き方があるのです。そのように生きていくことによって、希望を持って生きることが可能になると聖書は語ります。
私たちも、このアドベントの時に、私たちの周りの人たちにチラシを配ったり、友を集まりに誘ったりして、イエス様のことを伝え、共にクリスマスを祝うことができるように小さな働きをしていきましょう。メシアがお出でになる、ということを知らせていきましょう。