2008年2月17日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 8章1-17節
この8章に繰り返し出てくる言葉があります。それは、霊ということばです。神様は聖霊によってイエス様を復活させられました。その神様から送られた聖霊があなた方のうちに宿っているなら、あなた方のからだを生かし、来るべき世界が今ここに来ようとしているのだと語ります。ここにいわゆる三位一体の具体的な形が見えてきます。
父なる神は天地の造り主であって、天におられます。その父なる神を私たちが理解できるようにと、御子イエスがこの地上に来てくださり、神様とはどのような方であるかを私たちに教えてくださいました。そして、私たちの罪のために死んで、その後に死を蹴破って、復活をされ、そして天に帰っていかれました。私たちは聖書を読むことによってイエス様を知ることが出来ますし、イエス様に私たちの生きていく中で出会うさまざまな問題の助けを祈ることが出来ます。そして、その父なる神と、子なる神であるイエス様から送られた聖霊は、私たちの内に住んで、私たちを導き、支え、慰め、力づけてくださるのです。この聖霊が私たちの死ぬべき命を生かしてくださると約束をしてくださっているのです。
教会はこの神様の霊に導かれた人たちの集まりなのですから、自分たちで何かをした、というより導きにあって何かをさせられた、というほうが当たっているのではないでしょうか。この教会も10年の間、みんなががんばってやってきたのには違いがないのですが、そのがんばりは、神様が導いて、力づけてくださった結果なのです。この神様に感謝をして、次の10年の歩みに神様からの導きが豊かにあるように祈りつづけましょう。