2008年2月24日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 8章18-30節
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。(28節)」
「神様を愛するものたち」とは、神様を求め、神様に出会って悔い改め、神様に信頼し、神様を礼拝する人たちのことです。そうすると、私たちはそんな立派なことはできないと思ってしまいますが、実はその前に神様の方から私たちを「呼び出し、招いてくださる」のです。私たちがそれを受けた後は私たちの側からも神様を求め、祈り、神様を礼拝せざるを得ない、そのような自分に変えられていきます。
これらの行いが、私たちの人生が順調に行っているときだけではなく、災いの時や苦しみの真っ只中、死に直面したとき、祈りをささげても何も聞かれないように思われるときでも神様が導いていっておられることを確信し、神様を信じていくことが求められるのです。
「御計画に従って召された者たち」とは? 私たちは今日、いろんな思いでここにやってきました。家族がクリスチャンでみんなが来るから来た、という人もいるでしょう。苦しい中から必死の思い出礼拝に出たいと願ってきた人もおられるでしょう。一度、行って見ようと初めてこの教会に来られた方もおられます。そのようにいろいろな状況の中からここへ出席しているのですが、これは同時に、神様のほうから皆さんを招いておられることでもあるのです。
そのような招きと、私たちの側からの応答というのが重なり合うところに「万事が益となるように共に働くということを」私たちは読み取ることができるのです。どうか、引き続き、神様からの招きを聞き取って、そして皆さんの側の努力もして、礼拝においでください。そのことを、どんなに神様が喜んでくださるでしょう。