2008年3月2日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 8章31-39節
「もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。(31節b)」 チームスポーツでは敵、味方をはっきりさせるためにそれぞれが違う色のユニフォームを着ます。ボールを持っているときに、誰がそこにいるかをしっかり見る、ということはあまりなくて、視野に入っている味方の位置を走りながら確認し、次にここに来るはずだと予測をしてパスを出していきます。その時にユニフォームの色があいまいだと混乱するので、はっきりと違う色の物を用いるのです。
パウロが言っているように、神様が私たちの味方であることははっきりしています。神様は神様色のユニフォームを着ておられて、私たちの人生のいろんな場面でそのユニフォームを見せてくださいます。私たちはその色が視野に入ったらパスをそちらに出せばよいのです。
「しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています。(37節)」 自分が作り出すさまざまな苦しみを味わっている私たち、いずれ死んでいかなければならない体を持った私たち、この世のさまざまな力に襲われてどうして良いかわからなくなっている私たち、そんな私たちに、神様がイエス・キリストを通して「輝かしい勝利」を下さるのです。神様が私たちの味方なのです。私たちがそれにふさわしい生き方をしていくことができるように祈りましょう。