2008年4月20日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 2章13-25節
イエス様は過越しの祭りを祝うためにエルサレムへ出かけられました。神殿へ行ってみるとその境内では、牛や羊やはとを売っていたり、両替をしている人たちがいたりしたので、縄で鞭を作ってその動物を追い出し、両替人の金を撒き散らした、というのです。あの、愛を持ってさまざまな人たちに心を傾け、力づけておられたイエス様がなぜこのような過激な行動に出られたのでしょうか。
ヨハネはここで、神の家が商売に使われているから問題だ、また、不正が行われているなんて、とんでもない、という指摘もしているのですが、それだけではないようです。それを超えて、真の礼拝とは何か、ということ問題にしているのです。神様を礼拝するのには、犠牲の献げ物や、形だけ整った金貨などはいらない。霊と真による礼拝が献げられるべきなのだ、とおっしゃっているのです。
私たちも、ここ茂原バプテスト教会でこうして集まって、いや神様に集められて礼拝を献げています。動物の献げ物は必要ありません。イエス様ご自身が献げ物となってくださって、十字架に掛かってくださったからなのです。私たちも、真の礼拝はどのようにすれば献げることができるかを工夫しながら、形も整えながら、進めていきます。来月は礼拝で小学科が選んだ賛美歌を歌います。中高科は6月に何かしてくれるようですね。そのようにみんなで作り上げながら、また新しい方を迎え入れながら、礼拝を献げていきたいと願います。一人でも多くの人たちがイエス様を信じて、新しい歩みに進まれるよう祈っていきましょう。