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 Mobara Baptist Church

「神がお遣わしになった方」

2008年5月4日 塩山宗満

 ヨハネによる福音書 3章22-36節

 神様がどんな方であるのか、どんなに人々を愛しておられるのかは父なる神のもとにいた主イエスだけががわかり、そのことを証しされるのですが、誰もその証しを受け入れない、と著者ヨハネは語ります。でも、信じる人が全くいないわけではなく、御子を神から遣わされた方であって、御子を信じたら神が約束してくださっている永遠の命にあずかることができると知っている人もいる、とも言います。
 そして、「御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる。(36節)」というみ言葉に帰ってきます。
 ある方がよく私にこう言います。「聖書には奇跡が一杯書いてあるのに、2000年経った今は何一つ起きないではないか、なぜだ」それに対してこういう意見もあります。「現代の教会にいやしが起こらないのは教会があまりにも健康志向でありすぎるからではないか。教会はもっと嘆きの声や、悲しみや、うめきの言葉を自由に投げかけられるような場所になっていてよいのではないか。その時に、いやしが起こるのだ。」私たちの教会も、元気の良い、聞いていて心地良い話だけが聞こえてくる教会ではなくてもよいのではないでしょうか。苦しいことも、悲しいことも、痛いことも、みんな持ってきて分かちあい支えあう、そんな教会になると、そこにいやしが起こってきて、永遠の命を戴くことができるのではないでしょうか。
 だからと言って、私たちの教会がじっとしていて前進をしないのではありません。いやし、というのは心が安らぐだけではありません。礼拝において語られる神様の言葉には力がありますから、そこには宣教の力が働き、教育的な力が働き、人々を励まし成長させていき、救いに至らせるのです。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満