2008年8月17日 塩山宗満
使徒言行録 2章36-42節
使徒信条では、ここまでに「信ず」という言葉が3ヶ所出てきます。まず、父なる神を信ず。次に独り子、我らの主イエス・キリストを信ず。その後に、主イエスの生涯を述べた文章が続きます。そして今日のところ、「我は聖霊を信ず」となっています。その後に続くのは、教会のこと、聖徒の交わり、罪の赦しなど、私たち人間のことに関わってきます。すなわち、父なる神、子なるキリストそれから私たちの身に具体的に起きること、この地上での出来事にことを使徒信条は語るのですが、その間に「聖霊」が置かれていて、人間と神、主イエスをつなぐ位置にあります。これはとても象徴的で、聖霊の働きを良く示しているのではないでしょうか。
今日の聖書の箇所でペトロが語った言葉は、まとめると「だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。(使徒2:34)」ということでした。それを聴いた人々は心を打たれ、どうしたらよいかとペトロに尋ねます。そこで、「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼(バプテスマ)を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。(2:38)」と語ります。今日、私たちはこの2000年前にペトロが語ったのと同じことがここで起ころうとしているのを見ることになります。一人の人が悔い改め、イエス・キリストを救い主と信じ、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けるのです。ご一緒に喜びましょう。「我は聖霊を信ず」と使徒信条を読み、ご一緒に主なる神に感謝しましょう。