2008年10月5日 塩山宗満
詩編 56編1-14節
他人からの攻撃に遭うことは職場や学校においてもあるかもしれません。病気が襲ってきて、私たちを攻撃し、危険にさらすこともあります。私たちを陥れ、踏みにじろうとする力が迫っているとき、私たちは不安になり、恐れを抱きます。詩篇の作者はこのようなときに、ただ、神を信じる信仰によって、それを乗り越えることができるのだと宣言をしています。
信仰を持っていても、悩み、苦しみ、恐れを持つことはたびたびあります。疑い、不信仰に陥ろうとする時もあるでしょう。けれどもそれはわずかな間で、この詩人はまた主への信頼を取り戻します。「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録に、それが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください。(9節)」神は私たちの嘆きを知っておられ、私たちが流した涙を革袋にためておられるのだというのです。神は私たちと共に悲しんでくださり、その悲しみを覚えていてくださるのです。
詩人は、私の信じる神は、力を持った神であることを強く主張します。「神を呼べば、敵は必ず退き、神はわたしの味方だとわたしは悟るでしょう。(10節)」救いを求める声に、神は応えてくださり、敵は退いて、神の手の内に置かれていることを確信します。そこで、詩人は感謝の叫びを上げます。不安で一杯だった詩人が今は神への信仰により、繰り返しみ言葉を賛美しています。私たちもこの詩人のように、神に信頼を置いて、神様に従っていきましょう。今日は久米小百合さんがこの詩のように神のみ言葉を賛美します。主のみ言葉を賛美します。ご一緒にその賛美を楽しみましょう。