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 Mobara Baptist Church

「力は神のもの」

2008年10月12日 塩山宗満

 詩編 62編1-13節

 困難にぶつかったときに、私たちはそこからすぐに抜け出したいので、慌ててしまい、言葉多く騒いで、結局解決の道を見つけることが出来ない状態が続きます。この詩人は、問題が起きてきたときに、まず静まって、神に向かうと言います。そして、神こそ岩、救い、砦の塔であり、私は決して動揺しないと宣言します。
 この詩人に対して、敵が群をなして襲い掛かってきて、押し倒してつぶしてしまおうとします。それも、はっきりと敵対して、力を振るってくるだけではなく、あるものは親しい仲間のように見せかけて、口先では祝福しているように語るのに、腹のそこでは呪っている、というのです。その問題に対して、詩人は神への信頼と信仰によって、平安を得ていきます。そして、自分が得たものはしまって置けず、「皆さん、どんなときにも、神に信頼し、御前に心を注ぎだしましょう。神は私たちの避けどころなのです。頼むにたりるお方なのです」と信仰共同体、私たちで言えば教会の人たちに呼びかけています。
 そして、12-13節の結びにたどり着きます。「力は神のものであり、慈しみは、わたしの主よ、あなたのものである。(62:12b-13a)」という言葉でそれを表しています。人の世は偽りがまかり通る所であっても、神の言葉には力があって、その力ある神が私たちに慈しみを注いでくださるのです。私たちはこの神の力と慈しみを味わって、受け取ることができるのです。この神様を信頼して、力と慈しみを戴きながら、毎日を歩んでいきましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満