2008年12月7日 塩山宗満
マタイによる福音書 2章13-23節
東方からの学者たちが何も言わずに帰ってしまったのを知ったヘロデ王は、怒り、本当に王になる子供が生まれたのかと、恐ろしくもなりました。そこで、「人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。その年令は博士たちから突き止めておいた時間から割り出したのである。(2:16)」と記されています。
私たちの世界にはこの虐殺のように、悲惨なこと、苦しいこと、理不尽なことが一杯あります。それは大部分人間の罪が引き起こしたものなのですがその中で神様は私たちを支え、神様の方へ向かせるためにこの世界の中心に立っておられます。そのために、イエス様がお生まれになり、一時はエジプトへ逃れてでもしっかり成長し、その使命を果たしてくださいました。私たちを支えてくださる神様は、痛みを癒しへと変えてくださいます。そして、それは神様を信じている人たちの集まり、教会を通して起こっていくのです。神様を信じている人たちの群は神様からの委託を受けてその働きを担っています。一人一人は弱く、小さいように見えても、神様が用いて、大きな業をしてくださるのです。
救い主がお生まれになったときでさえ、私たち人間はたくさんの問題をさらけ出してしまいました。けれども神様はそのような中を最も良い方へとご計画を進められました。クリスマスは、人々の罪を赦すために光を持ってきてくださってイエス様のことを回りの人たちに伝える良いときです。その、伝えていく働きをご一緒に進めていきましょう。