2009年1月1日 塩山宗満
マタイによる福音書 22章34-40節
ファリサイ派の人の「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」との質問にイエス様の答えは「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 これが最も重要な第一の掟である。(37-38節)」と「第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」と言って、神を愛するだけでなく、隣人すなわち人を愛することも同じように大事だと言われました。順序は神を愛しそして人を愛する、ということでしょう。私たちは神を愛することができるようにされて、人も愛することができるようになるのです。
この聖書の箇所はイエス様が十字架に掛かって死んでいかれる数日前のこと。イエス様がご自分の命を賭けて語ってくださった言葉ですから、私たちがそのイエスさまを信じて、従っていく信仰を持ったら、神を愛することを許してくださいます。そして、それによって隣人を愛することができるようになるのです。
新しい年をどのように歩んでいこうかと考えて祈っていたときに、このみ言葉が示されました。この5年近くの間にいろいろな方とお会いしましたが、私はそれらの方たちを神の前に正しく受け止めてきただろうかと思い起こしました。そして、改めてこのみ言葉を大切にして、礼拝を十分に準備し、その上で「隣人を自分のように愛しなさい。」と言うみ言葉をどう受け止めていったらよいかを具体的に考えていきたいと思わされています。このところ私たちの周りに新しく訪ねてこられる方が来ておられます。これらの方々をどのようのお迎えしていけばよいのかをご一緒に考えましょう。2009年が神様の祝福の内に歩むことが出来ますよう心からお祈りいたします。