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 Mobara Baptist Church

「接ぎ木されたオリーブ」

2009年2月15日 塩山宗満

 ローマの信徒への手紙 11章12-24節

 パウロは異邦人キリスト者は、神の慈しみの内に育てられたオリーブの木に接ぎ木された野生のオリーブの枝だと語ります。土台の木は、神の救いの業の木、教会の木と言っても良いでしょう。この木のある枝は折り取られてしまいました。それはユダヤ人で、信仰ではなく、行いでこの木につながろうとしたからなのです。このオリーブの木、救いの木に対して、野生のオリーブの木がありました。やせこけた野生のオリーブの枝をこの手入れされたオリーブの木に接ぎ木をした、それがあなたたち異邦人のキリスト者なのだ、と言うのです。
 パウロはここで、異邦人キリスト者に対して、自分がユダヤ人より勝っているなどと誇ってはならない、と忠告します。異邦人キリスト者が神の民として幹につながっていることができるのは神からの一方的な恵みによるのであって、あなた方の力とか功績とかは何もないのだ、と述べます。「だから、神の慈しみと厳しさを考えなさい。(11:22)」わたしたちは神の愛、神の慈しみは知っています。けれども、神の厳しさの方は忘れてしまいがちです。わたしたちはどうして、神の慈しみに出合うことが出来るのでしょう。それは、イエス様が十字架に掛かって死んでくださって、その後に甦ってこられたからでしょう。私たちも罪ゆえに死ななければならなかったのです。神の赦しのもとに生かされているわたしたちは、真剣に生きて、神のために働いて、慈しみと、厳しさを充分知って、その上で喜びの人生を歩んでいくのです。神の慈しみにとどまりましょう。そうすれば切り取られることはありません。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満