2009年3月15日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 12章9-21節
15節「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」喜ぶことと泣くことは人間の一番自然な感情の表し方ではないでしょうか。皆さんが最近一番喜んだこと、うれしかったことはなんですか。皆さんが最近一番泣きたいことは何でしたか。ここで言われていることはどうも私たちが自然に持っている能力ではなさそうです。どうしても自分中心になってしまう私たちなのです。
でも、パウロはあえてこうしなさいと言っています。そう、私たちにはもともとは自己中心なのですが、イエス様に出会って、イエス様の十字架と復活の事実を知り、それを信じてクリスチャンになるときにそのような力が与えられるのだ、ということを言っているのです。
この春も、巣立って行く若い人たちがいます。おめでとうと喜んで、おくりだしましょう。若い人たちはいろいろな機会を見つけて挑戦して、どんどん新しいことを吸収していってください。でも、どうか皆さんが主イエスを救い主として信じて、バプテスマを受けて、クリスチャンになっていると言うことをきちんと憶えていて、自分の行動の基準にして欲しいのです。バプテスマを受けている、というのは「わたしは、イエスの焼き印を身に受けているのです。(ガラテヤ6:17)」とあるように、イエス印の焼き印を付けたブランド物なのです。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」というみ言葉はそれにぴったりですね。
送り出す側の、私たちの教会もみ言葉を語り続け、愛の行いをし続けることが出来るよう祈りつつ、ご一緒にこの教会の歩みを進めて参りましょう。