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 Mobara Baptist Church

「祈るとき」

2009年5月24日 塩山宗満

 マタイによる福音書 6章5-13節

 「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。(8節b)」祈りとは、心を開いて主イエスをお迎えすることです。神のほうから先に私たちの心の扉をたたいて、私たちを動かし、祈らせてくださいます。また、祈りとは、魂の呼吸とも言われます。息を吸ったり吐いたりするときは特に努力しなくても、私たちは自然に行っています。祈りはそのように自然なものなのだ、といわれます。
 イエス様は、こう祈りなさいという標準の祈りを教えてくださいました。私たちが礼拝の中で祈っている主の祈りは1880年ごろ、130年位前に日本語に翻訳されたものが用いられています。プロテスタントの教会のほとんどがこの明治訳を使っています。だから聖書の翻訳は違っても、讃美歌は違っても主の祈りだけは全国的に統一されている、と言えます。ただ、文語ですので意味は分かりにくいので、この福音書の言葉で確かめておきましょう。
 私たちが礼拝で祈る主の祈りの最後の文章、「国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり。アーメン」という祈りは、賛美です。神様を信頼して祈るときに、最後は賛美になります。そして、私たちの祈りはいつも、アーメンで終わります。「本当です、そのとおりです、確かです」という意味のヘブライ語がギリシャ語にも、そして日本語でも、そのまま使われています。さあ、今日も喜びを持って、この主の祈りを祈りましょう。悲しみや、苦しみがあっても、試練があってもご一緒に教会の祈りである主の祈りを祈り続けましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満