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 Mobara Baptist Church

「教会の約束-前文」

2009年7月5日 塩山宗満

 マタイによる福音書 16章13-19節

 イエス様は十字架への道を歩み始めるその前に、人々が自分のことを何者だと言っているかと問われ、さらに弟子たちにお聞きになります。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」。緊張の瞬間です。ペトロが答えます。「あなたはメシア、生ける神の子です」。ひとたびイエス・キリストを救い主と信じたら、信じた者としてこの世を生きていく責任が与えられます。他の人たちに対して、見えるかどうかは分かりませんが、神に対しては信じた者と言う看板を背負って、この世を歩いていくのです。私たちが教会に加わることの意味を改めて整理して、神と私たちの契約、また兄弟姉妹の間の契約を書き出したものが「教会の約束」です。
 主の晩餐式のときに読むコリント一11章25節に、主イエスの言葉として次の言葉が残されています「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」。
 神はイエス様を通して、私たちと新しい契約を交わしてくださり、私たちはそれに応えて教会を、イエス様を要石として建て上げてきました。だから、主の晩餐式とは、この新しい契約を思い起こし、あらためて教会を建て上げる働きに加わっていく、と決意を新たにすることだと、初期のバプテストたちは、理解しました。そして神との約束、教会員同士の約束を、「教会の約束」としてまとめてきたのです。ですから、私たちは主の晩餐式のときに、この教会の約束を読み上げます。「私たちは神の恵みによって、イエス・キリストを主と信じ、バプテスマを受けて、主の教会に加わったので、聖霊の導きによって、喜んで互いにこの約束を致します。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満