2009年9月27日 塩山宗満
マタイによる福音書 10章34-42節
「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。(10:34)」剣とは神の言葉です。ですからそれをそのまま受け止めてみましょう。神の言葉をそのまま受け止めると、私たちが持つ罪のゆえに私たちは傷ついて、痛みを覚えるでしょう、血が流れるでしょう。身の引き締まるような厳しい言葉です。
イエス様はなぜここまで厳しいことを言われたのでしょう。それは、イエス様に出会った人に決断を求めておられるからなのです。イエス様に出会った人は、イエス様を信じて受け入れるか、知らないと言って信じないものになるか、その二種類の人間に分けられていくのです。この決断をする時に、家族を敵に回してしまうこともあります。痛みを覚えざるを得ない時もあります。
そのように、イエス様に従っていく決心をしたら、どうなるのでしょう。私たちは自分の持っている問題点が良く見えるようになります。そしてその問題点を、隠したり、言い訳したり、他人のせいにする必要がなくなるのです。神の前には、自分が問題を持った罪人であることを知らされるからなのです。そして、その問題を神の前に持っていってそれを解決する方法を知っているのです。聖書を基本にして解決に向けて歩んでいくことができます。そして、そこにイエス様が真に願われた「平和」が与えられるのです。ここに私たちの希望があります。問題は一杯抱えた私たちかもしれませんが、それを解決することを、神に祈り願っていきましょう。