2010年1月31日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 15章1-13節
7-13節では、パウロは福音がまずユダヤ人に与えられ、その恵みはユダヤ人だけにとどまらず、異邦人にも広がったことを訴えます。旧約聖書は元々はユダヤ人と神との歴史、関わり合いを記したものなのですが、その旧約聖書の中にも神様の祝福は異邦人にも及ぶことが約束されているとパウロは何箇所かの例を引きながら語っています。
最近この教会の礼拝にはいろいろな国の方が出席しておられます。「すべての異邦人よ、主をたたえよ。すべての民は主を賛美せよ」。という11節の言葉を文字通り行っているのではないでしょうか。3年ほど前、この教会前の看板の裏が何もないので何か書きたいねとみんなで話し合ったときにどこからともなく、神は愛ですと言う言葉をいろんな国の言葉で書くのはどうだろうと言う案が出されて、それ、おもしろい!といろいろ調べて、7つの国の言葉を書き出したのです。それから数年たって、この看板のうちの5つの言葉の人たちが集まっているのです。
私たちは、今自分が生きていることが一番確かなことで、私たちにはこの先のことなど分からないと思っています。でも、パウロが言う望み、希望とは、十字架の上であのようにむごたらしく死んだイエス様が父なる神によって復活させられ、栄光のうちに天国へ挙げられたので、神がイエス様を通して世界と人類の苦しみと痛みとを担い、回復させてくださるということなのです。
「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように。」(ローマ15:13)」