2010年2月7日 塩山宗満
ローマの信徒への手紙 15章14-21節
「そこでわたしは、神のために働くことをキリスト・イエスによって誇りに思っています。(15:17)」 パウロが働いた時代と場所はどんなところだったのでしょうか。使徒言行録の後半の主人公はパウロです。よみがえりのイエス様に出会った彼は、数年の準備期間の後に特に異邦人への使徒として使命を持って働きをはじめます。シリアのアンティオキアを伝道の基地として、そこから何度も伝道旅行に出かけました。パウロは神のために働くことを誇りに思っていて、十字架につけられた主イエスのことだけをひたすら語り続けました。
パウロはそのように働きましたが、翻って私たちはいったい何を神のために行うことができるでしょう。神に捕らえられたわしたちは、神のために、イエス様のために何ができるでしょうか。
私たちにできる第一のことは、礼拝に出て、神を賛美することです。すべてはここから始まります。私たちの教会は礼拝を中心に伝道、牧会、奉仕をしていこうと信仰告白に記しました。礼拝とは、みんなが参加することによって成り立っているものです。いろいろな立場の、いろいろな人たちが集まっていろいろな出来事を結び合わせて出来上がっています。賛美があるし、祈りがあるし、報告があるし、紹介があります。
私たちが神のために働くことができるのは、礼拝に出ることのほかに、私たちの教会の信仰告白にある、「伝道」、「牧会」、「奉仕」のすべてについてではないでしょうか。このどれひとつをとっても、充分に神のために働く中身になるでしょう。それが何であるかは一人一人違うでしょうが、何かを見つけてぜひその働きを担っていきましょう。