本文へスキップ

 Mobara Baptist Church

「男と女」

2010年3月14日 塩山宗満

 創世記 2章4-25節

 「主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(2:18)」「人が独りでいるのはよくない」と記されていることは、人間が孤独な存在ではなく、交わりの中にある存在、他の人との交わりのために創造されたことを意味しています。そこで、神が「人」に合う「助けるもの」をこれまでに創造したものの中から探してきたのですが、そのどれも助け手としては十分ではなく、人のために神はまた「創造」の業をしなければなりませんでした。
 そこで神は、人を深く眠らせあばら骨の一部を抜き取り、その骨から女を創造されました。「人」は、あばら骨を抜かれて「男」になり、あらためて神が創られた「女」とお互いに係わり合いを持ち、お互いに依存しあうものになりました。男と女は同じではなく、写しでもなく、どちらかが主人で、どちらかが僕の立場であるという関係でもありません。お互いに相手がなくては命のつながりも造ることが出来ない、対等の相手として、男性も女性も向き合って生きて行くことがここで語られているのです。23節で人が、喜びの声を上げます。それまでは人(アダーム)と呼ばれていた人が、ここで、男(イーシュ)と女(イシャー)に呼び分けられました。
 男と女はそれぞれ、お互いに依存しつつ、しかも同じではなく、相手との関係の中で自分を豊かに育てて行くことが出来る存在として、神がお創りくださったのです。お互いを信頼しあい、お互いを助け合い、家庭を作り上げ、地域社会での働きにつとめ、そして神の国の建設のためにも協力し合って毎日を送っていきたいと願います。
 (参照聖句 テモテ一2:11-15、ガラテヤ3:28)


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満